2024.2.20
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮情報No.1-4
鹿児島湾奥部を中心にヘテロシグマ アカシオによる赤潮が拡大しており,厳重注意が必要です。
?[1]2月20日の水産技術開発センターによる調査結果
桜島水道南部を含めた広い範囲においてヘテロシグマ アカシオによる着色域が確認されました。
重富沖では 354,000細胞/mL(0m層)が確認されました。
?[2]今後の赤潮発生の予想
本日の調査の結果,水温は17.2〜19.7℃とヘテロシグマ アカシオの好適範囲となっていること,
湾奥部では競合種である珪藻類が少ないこと,また,今後の降雨により栄養塩が供給される
ことから更に細胞密度が増加し,赤潮が拡大する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては,検鏡により細胞密度を把握し,海水の色や魚の状態
に細心の注意を払うとともに,餌止めを実施する等の十分な対策をお願いします。
※ヘテロシグマ アカシオの特徴
・適水温15-25℃適塩分はきわめて広い。
・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリで10万細胞/mL前後,カンパチで3万
細胞/mL前後。
(次回調査は2月下旬を予定)