2024.2.28
鹿児島湾
鹿児島湾赤潮情報No.1-6
鹿児島湾奥部でヘテロシグマ アカシオによる赤潮が確認されており,引き続き厳重注意
が必要です。
[1]2月28日の水産技術開発センターによる調査結果
鹿児島湾奥部の東側を中心にヘテロシグマ アカシオによる着色域が確認され,居世神沖
で3,084細胞/mL(0m層)が確認されました。
[2]今後の赤潮発生の予想
本日の調査の結果,細胞数は減少しましたが,水温は16.5〜17.6℃とヘテロシグマ アカ
シオの好適範囲であること,競合種である珪藻類が少ないこと,また,小潮に向かっ
ていることから,今後細胞密度が増加する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては,検鏡により細胞密度を把握し,海水の色や魚
の状態に細心の注意を払うとともに,餌止めを実施する等の十分な対策をお願いし
ます。
※ヘテロシグマ アカシオの特徴
・適水温15-25℃
適塩分はきわめて広い。
・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリで1 0万細胞/mL前後,
カンパチで3万細胞/mL前後。
(次回調査は3月上旬を予定)