2024.3.4

 

鹿児島湾

 

 

鹿児島湾赤潮情報No.-

 

鹿児島湾奥部を中心にヘテロシグマ アカシオが確認されており,引き続き警戒が必要です。

 

[1]3月4日の水産技術開発センターによる調査結果

鹿児島湾奥部を中心にヘテロシグマ アカシオが確認され,福山沖で16細胞/mL(10m)

が確認されました。

[2]今後の赤潮発生の予想

本日の調査の結果,細胞数は減少しましたが,水温は16.617.3℃とヘテロシグマ アカシオ

の好適範囲であり,また競合種である珪藻類が少なく,今後,降雨による栄養塩供給

や水温上昇に伴い細胞密度が再び増加する可能性があります。

各漁協・養殖業者におかれましては,検鏡により細胞密度を把握し,海水の色や魚の

状態に細心の注意を払うとともに,餌止めを実施する等の十分な対策をお願いします。

 

※ヘテロシグマ アカシオの特徴

・適水温15-25

適塩分はきわめて広い。

・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリで1 0万細胞/mL前後,

カンパチで3万細胞/mL前後。

 

(次回調査は3月中旬を予定)