平成30年3月22日発行(3月15日〜3月20日)
第2747報【旧暦:1月28日〜2月4日/月齢27.2〜2.6/潮汐:中潮〜中潮】

※海 況
○黒潮北縁域
黒潮北縁域は,3月21日現在,中之島の南3.8マイル付近にあり,離岸している。

○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,3月21日現在,30マイル付近にある。

○定期船等による表面水温
 各海域の表面水温は,先週と比較して,甑海峡で2.1℃降温した。その他の海域は先週が欠測のため比較できず。 
 平年比較では,屋久島御崎で“著しく低め”,中之島,笠利崎で“やや高め”,黒潮流域,鹿児島で“かなり高め”,その他の海域で“平年並”となった。

※漁 況
○まき網 
 阿久根港入港船は,中型船9統が甑東,枕崎沖,甑西でサバ類豆,マアジ仔,サバ類小主体に8.6トン/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船5統が志布志沖でマサバ小,マサバ中小主体に99.4トン/統・日の漁。中型船16統が立目崎沖,志布志沖,枕崎沖でマサバ小,マサバ中小,マアジ豆主体に25.6トン/統・日の漁。
 内之浦港,山川港は入港船なし。
 
○棒受網
 阿久根港入港船は,26統が阿久根沖,長島でカタクチイワシ主体に1.1トン/統・日の漁。
 内之浦港は入港船なし。
 
○定置網
 甑島海域では,週計でメジナ(0.5〜1.5kg)が150kgの入網。西薩南部海域では,ブリ(4〜7kg)が1500〜1800尾/日,ブリ(1.2〜1.5kg)が1日のみ1トンの入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,マアジ(70〜300g)が1.2〜1.3トン/日,タチウオ(1〜1.5kg)が0.5〜2.2トン/日,イシダイ(1.5〜1.8kg)が1日のみ300尾の入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,週計でマアジ(100〜700g)が150kg,ヘダイ(1kg前後)が150kg,タチウオ(600〜700g)が50kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で39統がブリ,マアジ小,サバ類中主体に160トンの入網。志布志湾南部海域では,週計でブリ,ニベ類,マダイ主体に34.9トンの入網。

○キビナゴ刺網
 甑島海域では,3〜5箱/隻・日の漁。西薩南部海域では,5〜15箱/隻・日の漁。鹿児島湾口部大隅半島側では,週計で70箱の漁。

○トビウオロープ曳網
 種子島海域では,大トビを170〜520箱/統・日の漁。屋久島海域では,大トビを31〜260箱/統・日の漁。

○その他
 甑島海域では,一本釣りでマダイ(1〜8kg)を週計で640kgの漁。西薩海域では,底曳網でツキヒガイ(70〜80g)を150〜200kg/隻・日の漁。ごち網でマダイ(2〜3kg)を50〜70kg/隻・日の漁。延縄でキダイ(300g)を30kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,ごち網でマダイ(0.8〜8kg)を1日のみ62尾/隻の漁。一本釣りでヘダイ(1〜1.5kg)を5〜30尾/隻・日の漁。志布志湾海域では,底曳網でハモ(0.2〜2.3kg)を120kg/隻・日,ヒラメ(0.6〜2.1kg)を20kg/隻・日の漁。刺網でヤマトカマス(100〜200g)を1日のみ140kg/隻・日の漁。奄美南部海域では,旗流しの2〜3日操業でソデイカ(胴体のみ11kg)を0.1〜1トン/隻の漁。一本釣りでタチウオ(1kg)を週計で100kgの漁。