第299号                              平成16年1月
     

コイヘルペスウイルス病

写真1:腹部に発赤。 写真2:鰓腐れあり
写真3:PCR検査の電気泳動で290bpにバンドがあれば陽性。

 平成15年10月末,霞ヶ浦でコイヘルペスウイルス病の感染魚が発見され,瞬く間に20数県に広がり,本県でも確認された。この魚病は,KHVと呼ばれるウイルスが病原体で,コイとニシキゴイが発病する。行動が緩慢になったりするが,目立った外部症状は少なく,エラに異常が見られることがある。感染したコイとの接触や水を介して感染するが,治療法は確立していない。
 ただし,人には感染しないので感染したコイを食べても人体には影響はない。

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